【介護サービスにおける生産性向上に向けた業務改善】

そもそも生産性向上って?

一般的に生産性向上は、従業員の労働時間あたりの付加価値額を設備投資や労働の効率化等によって向上させることを言います。
生産性を向上されるには、「input」「output」の過程での「Process」を取り組む重要性が指摘されます。

 

 

出典:厚生労働省 老健局 介護サービスの質の向上に向けた業務改善の手引き

 

 

介護サービスにおける業務改善とは?

「介護サービスの質の向上」とし、業務改善に取り組む意義は、
①人材育成
②チームケアの質の向上
③情報共有の効率化
であると考えます。

また、3つの意義を取り組み、「楽しい」「働きやすい職場」「モチベーション向上」といった、人材の定着・確保を目指します。
業務改善の目的視点は様々あり、
・適材適所の人員配置
・物品の管理方法の見直しにおける業務負担の軽減
・介護の目的を見つめ直し仕事の必要性を実感しモチベーション向上
等があげられます。
評価の視点は量的な効率化と質の向上と職員間での業務の偏りの改善も重要です。

 

出典:厚生労働省 老健局 介護サービスの質の向上に向けた業務改善の手引き

 

やさしい手における業務改善の一例

やさしい手では、様々な職種における業務をシステム活用して、不明瞭となっていた、
「いつ」「たれが」「どこで」「何を」「どのように」業務を行っているか、
「役割」とそのフォーメーションの見える化
に取り組みました。
特に看護小規模多機能は、看護と介護のサービスが複雑に入り組んでおり、働く人の業務分担の整理と管理が重要な要素となります。

「Process」過程としては以下となります。
(1)月次、1か月先までのスケジュールを設定
(2)週次、1週間ごとのスケジュール修正
(3)日次、日々のスケジュール設定と動機づけ
(4)評価、個別の社員ごとの成果の振り返り

 

 

取り組みの結果以下の成果を得ることができました。
①行動・目標の可視化
②業務集中や業務領域の把握
③残業の削減・リスク回避
④能力の底上げと標準化
⑤ムリ・ムダ・ムラの解消
⑥業績向上行動の実施促進

 

 

やさしい手のコンサルティング

やさしい手コンサルティング事業部では、業務改善での生産性向上のコンサルティングのご相談を承っています。

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