独立開業からのフランチャイズ加盟

独立開業からのフランチャイズ加盟

 

加盟のきっかけ

当初、会社員として働いた社長が、介護業界への参入のきっかけは、両親を住み慣れた地域で安心しえ老いることができるようにしたいという想いでした。ちょうどその頃、サービス付き高齢者向け住宅が「高齢者住まい法」の改正で新しい制度として制定されました。

自己所有の土地にサービス付き高齢者向け住宅を建設し、併せて介護サービス運営も検討していました。当然、介護の経験もない中、どのように進めたらよいか考えていたところ、やさしい手が開催する「サービス付き高齢者向け住宅を運営セミナー」にご参加頂きました。サービス付き高齢者向け住宅を運営するにあたり、様々なスキームのご紹介や介護事業運営に関することなどをご説明させて頂きました。その中で、フランチャイズ加盟による運営支援にご興味を頂き、当時お勤めだった会社を退職し、法人を設立しやさしい手フランチャイズに加盟頂きました。

 

開所後の課題

開所後、入居者獲得のご支援もさることながら、介護経験がない中での会社経営は、現場職員の人材育成が大きな課題となりました。開所後は定期的にスーパーバイザーによる研修や運営に関する指導を行い、特に現場のリーダーの育成を中心にご支援をさせて頂きました。リーダーを育成することで、日々のサービス提供をする介護職員のスキルも向上し、安定した現場オペレーションを実施できるようになりました。人材が定着してくると、迅速に入居が進みますので、入居率も一気に上がりました。地域の医療機関とも連携が図れ、退院先として、定期的に入居のご紹介を頂けるようになりました。

 

次の事業展開

サービス付き高齢者向け住宅の入居が安定してきた時に、居宅支援事業所と介護だけではなく医療の面からも入居者をご支援できるようにと訪問看護事業を立上げました。こちらも開設のご支援をさせて頂きました。やさしい手本部が実際に運営する訪問看護事業所の見学などご案内させて頂き、実際の現場の声を聞くことができるのも、フランチャイズ加盟のメリットひとつです。

また、サービス付き高齢者向け住宅が満室になると入居者以外の地域にお住いの利用者にもサービス提供を始めました。令和3年度の法改正で、訪問介護は地域の利用者にもサービス提供を実施しなくてはいけなくなりました。この点においては、やさしい手がもともとは地域の利用者への訪問介護を会社創立当初から実施していた為、そのノウハウをもとに、比較的抵抗なく、地域へのサービス提供が展開できました。

 

現在の課題

介護・看護・ケアマネジャーなど複数の職種が集まると、職種間の連携が重要なポイントとなってきます。それぞれの職種がそれぞれの役割をもって、入居者に対してご支援をしていますが、なかなかうまく連携が図れない部分もあります。スーパーバイザーによる定期訪問の中で、多職種連携ができるよう会議の開催や、やさしい手のシステムを活用した情報共有のあり方など、様々なご提案をさせて頂いております。開業時は人材教育や業績向上などの課題がありますが、事業規模が大きくなると、別のステージの課題が出てきます。スーパーバイザーがフランチャイズ加盟法人のその時その時の課題を抽出し、課題解決に向けたご支援をさせて頂いています。

 

今後の展望

今後は、新たな事業として看護小規模多機能の立上げを検討しています。やさしい手本部の看護小規模多機能の実績を参考に、より成長性の高い事業としてご提案をさせて頂きました。看護小規模多機能という比較的新しい事業ではありますが、今後、本格的に立上げがする際にも引き続きご支援をさせて頂く予定です。